たいよう(武蔵小山)

目黒線沿線の第1弾!目黒駅から2駅、武蔵小山にあるとんかつ屋「たいよう」です。とんかつマニアの間では言わずと知れた有名なお店だけど・・近所ということもありご紹介。とんかつの名店というと老舗のイメージが強いですが、ここたいようは2008年に開店した比較的新しいお店。その丁寧で実直な仕事にいつしか注目が集まり、いまでは「武蔵小山にたいようあり」との呼び声も高い人気店に。お店は席数8席のカウンターのみ。
武蔵小山 もち豚 たいよう 店内
たいようのとんかつは、一枚一枚をまるで宝石を扱うかのように丁寧な手つきで店主がじっくりじんわり揚げてくれます。カウンター越しにその手捌きを眺めることができるのもこのお店の魅力の一つ。
武蔵小山 たいよう もち豚 とんかつランチ
「とんかつランチ」。いわゆるロースです。パンチの効いたパワータイプのとんかつとは一線を画す繊細さ。たいようの売りである「もち豚」の脂の甘みと肉の芳醇な香りを存分に味わえる逸品です。
「もち豚」とは、無添加の飼料ですくすく育った東北産の豚のこと(詳しくは:もち豚ってなに?)。ガツンとくる押しの強さこそないものの、じんわり広がる脂の甘みと肉の旨味たるやもう!至福です。
武蔵小山 たいよう もち豚 とんかつランチ
普段、とんかつに対して繊細さや優しさなど微塵も求めて(”ヘルシーなとんかつ”とか意味不明すぎる)いませんが、たいようは違った角度から攻めてきます。肉の中心部だけ薄桃色に染まった完璧な火入れ。輪郭の際立った美しい衣の食感。サクッと噛むとじんわり広がる肉汁の世界・・もうたまりません 笑
武蔵小山 もち豚 たいよう 一口ヒレランチ
「一口ヒレランチ」。ロースと比べると脂の旨味と肉の口溶け感は弱くなりますが、そのぶん潜在的な”肉本来の凄み”がダイレクトに伝わってきます。いつもロースを食べている人でも「なるほどな・・」と思える一皿。口の中でほころぶ肉の解放感を楽しむならヒレが最適。
武蔵小山 もち豚 たいよう 一口ヒレランチ
そして僕の一押しはこの「メンチランチ」。このメンチは凄い!とんかつ屋に来てとんかつを喰わない理由がどこにある?と思われるかもしれませんが、その理由ならここにあります。
武蔵小山 もち豚 たいよう メンチランチ
とんかつ肉とはまた違ったほとばしる肉汁。肌理の整った挽肉は適度な弾力があり、繊細な旨味が凝縮するとこんなにも濃厚な味になるのか、と驚きます。ロース、ヒレを堪能したあとでも遅くはないので食べてみてください。ブッ飛びます。
武蔵小山 もち豚 たいよう メンチランチ
さらに特筆すべきはこのお米!ガス釜で炊かれた御飯は粒がピンと立っていて甘みがあり素晴らしくウマい。日本の米っておいしいなぁと実感する一時でもあります。
ランチメニューばかりを紹介しましたが、夜の部もあります。夜はランチよりも値段が全体的に500円あがる分、肉のグレードもあがりサイズも少し大きめに。ですがあくまで”繊細系”。ガツンとしたボリュームは求めずに、たいようならではの優雅で美しく優しいとんかつを堪能あれ。
武蔵小山 もち豚 たいよう 入口
そうそう。たいようのお客さんは年齢層が全体的に高め。ご年配のご婦人から御老公まで、皆さんガツガツいっちゃってます。「とんかつねぇ、昔はよく食べたものだけど最近は胃がもたれて・・」なんていう方にこそお薦めの逸品です!

もち豚とんかつ たいよう(武蔵小山)
03-3786-1464
品川区小山3-22-7 メゾンいずみ 112
AM11:00〜PM14:30|PM17:30〜PM20:30
月 金 定休
とんかつランチ:1000円
一口ヒレランチ:1100円
メンチランチ:900円
※全席禁煙

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