カレバカ世紀(目黒)

ピタっとハマるかハマらないかは千差万別。ウマいマズいの他にそんな基準がある食べ物ってカレーくらいしか思いつきません。というわけで今回ご紹介するのは目黒のハマりカレー「カレバカ世紀〈つぐき〉」です。目黒駅からは5〜6分程、権之助坂を下り「づゅる麺 池田」をすぎた辺り、揚州商人が1Fにあるビルの4Fにあります。カウンター11席のみの質素な設えなので、パッと頼んでチャチャっと食べる時によく利用しています。
目黒 カレバカ世紀 店内
ここのカレーを表現すると、”カレーマニアの大学の先輩の家へ遊びに行ったときに食べたウマいカレー”みたいな感じです。一見すると王道にも思えるルーのベースは細部がしっかりしていると言うか、スパイスの連鎖に神経がよく行き届いると思います。お店の口上によると、使っているスパイスはターメリック、クミン、カルダモン、シナモン、タイム、クローブ、セージ、カイエンペッパー、コリアンダーなどなど。なかでもクローブの薫りが突出して強いです。辛さは4段階から選べますが、ベースは辛くないので「カレーのウマさ=辛さ」の方は好みを店主に伝えてみると良いかも。
目黒 カレバカ世紀 チキンカレー
『チキンカレー+とろけるチーズ』ライスどこ?って感じですよね。ご安心を。ルーの下にツヤツヤの日本米がこんもりとつまっています。ルー自体にチキンが溶けまくっていてかなりの重量のうえ、さらに手羽元2本入り。そうそう。このチーズを始めランチの時間帯はトッピング一品無料です。
目黒 カレバカ世紀 とろけるチーズ
溶けるチーズが熱を失いだんだんと固まっていく姿ってマグマのように美しくてゾクゾクします・・
目黒 カレバカ世紀 角煮カレー
『角煮カレー+半熟卵』角煮がほろほろに溶け込んだルーはもうそれ自体が肉の塊。脂身も程よく混じっているのでパサパサすることなく濃厚なルーに仕上がっています。
目黒 カレバカ世紀 キーマカレー
『キーマカレー+メンチカツ』見ての通りこいつも肉ギッシリ。もうカレーのルーって言うよりは挽肉のカレー味です 笑。メンチはこれといった凄みはありませんが揚げたてなのでサクサクしていておいしい。
目黒 カレバカ世紀 キーマカレー
卓上のトッピングはラッキョウのみといたってシンプル。コリっとした食感が好きなのでいつもバッコリ盛っちゃいます。

目黒 カレバカ世紀 スープ

セットのスープまで具沢山。ジャガイモのピューレにベーコンわさわさ。どのカレーも総じて肉々しくガッツリ、食後に物足りなさを感じることはまずないかと。ちなみに大盛り無料、ランチの時間帯はカレー+コールスロー+スープorラッシー付きと大盤振る舞い。

「よしお前ら喰えー!」「しゃーす!!」みたいな体育会ノリに見えますが、そのガツン!とした見た目とは裏腹に要所要所の仕事が丁寧なので食べていて楽しめます。店主さんはきっとカレー作りというか研究が好きなんだろうなぁ。いまの路線をキープしつつ、スパイスの森の奥へ奥へと突っ走ってもらいたいっす!押忍!

カレバカ世紀〈つぐき〉(目黒)
03-3493-8850
目黒区目黒1-6-16 ミョンドンビル4F
AM11:00~PM15:00|PM17:30~PM23:00
不定休
ランチメニューはすべて850円
※喫煙可

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